美しい空間に足を踏み入れたとき、理由もなく心がふるえるような感覚に包まれることがあります。
フランスパビリオンは、そんな“感じる体験”を、展示や建築、音や光、香りなどを通じて🌿静かに引き出してくれる場所です。
派手な演出ではなく、静かで深い余韻。
ラグジュアリーでありながら、どこか親しみやすい。
歴史ある文化の中に、未来へのメッセージ✨がそっと重ねられている。
そのすべてが、フランスという国の美意識そのものです。
建築🏛️、展示🎨、ブランドが手がける演出👜、そしてグルメ🍷まで。
このパビリオンでは、フランスを「見る」のではなく、「五感で味わう」時間が流れています。
本記事では、そんなフランスパビリオンを訪れる前に知っておきたい
🎡 見どころ
🎨 展示の構成
🏛️ 建築の特徴
🧳 注目のブランド展示
🍷 魅力ある食の空間
📍 混雑を避ける回り方
まで、ひとつずつていねいに紹介していきます。
🎡 フランスパビリオンのテーマと見どころ

(© L’équipe de la COFREX)
フランスパビリオンでは、人と自然とのつながり🌿、そして未来との関わり🌟を、静かな空間や演出の中で“感じる体験”として表現しています。
その魅力の背景を、ここからひとつずつ見ていきましょう。
💗 自分・他者・自然への「愛」を軸にしたテーマと演出
2025年の大阪・関西万博に登場するフランスパビリオンは、「愛の讃歌(Hymne à l’amour)」をテーマに掲げています💗。
このパビリオンでは、愛という普遍的なテーマを通して、来場者が人・自然・社会とのつながりを見つめ直す体験が提供されます。
特に重視されているのが、以下の3つの愛のかたちです。
- 自分への愛:自分自身を大切にし、内面と向き合う
- 他者への愛:周囲の人との関係性を見つめ直す
- 自然への愛:地球環境とのつながりを意識する
これらを軸に、環境問題や社会課題に向き合う“未来へのビジョン”が提案されており、来場者は展示を通じてそれぞれの愛の意味を感じ取ることができます。
象徴的な演出として注目したいのが、小指同士を結ぶ赤い糸🔴。
これは見えない絆や思いやりを可視化し、「人と人が愛でつながる」というメッセージをやさしく伝えます。
さらに、スタジオジブリの名作『もののけ姫』の場面を再現した巨大なタペストリーも登場。自然と人間の共生を描いた作品が、フランスパビリオンでどう表現されているのかにも注目です🌳。
自然と人間の共生をテーマにしたこの作品が、フランスのパビリオンに採用されていること自体、日仏両国の価値観が共鳴している証といえるでしょう。

(© Justine Emard/
画像提供:L’équipe de la COFREX)
🎭 芸術と哲学が融合した“体験の舞台”
フランスパビリオン全体は、見るだけの展示ではなく、「感じ、考える体験の場」としてデザインされています。
芸術🎨・テクノロジー💡・哲学が融合した空間には、愛や自然への想いが、さまざまなかたちで表現されています。来場者は、視覚👀・聴覚👂・身体感覚🧘♀️を通じて、そのメッセージを全身で体験できるでしょう。
フランスと日本、そして世界中の人々が、ここで“共感”と“つながり”を見出すことになるはずです。
それはきっと、展示物だけでなく、空間そのものが語りかけてくるような、心を動かす体験になるはずです💫。
そんな“体験”を包み込むのが、独創的で詩的な建築デザイン🏛️です。次は、その空間そのものに込められた想いを見ていきましょう。
🏛️ 芸術と感性を刺激する建築デザインとコンセプト

© L’équipe de la COFREX
パビリオンの体験価値を決定づけるのは、空間そのものの存在感です🏛️。
フランスパビリオンでは、テーマに込められたメッセージを建築全体で表現し、来場者が歩きながら感性で“愛”を読み取っていく構造が採用されています💗。
この章では、その空間に込められたコンセプトと建築デザインの背景について、さらに詳しくご紹介します。
🎪 「Theatrum Naturae(自然劇場)」という建築思想
フランスパビリオンの設計を手がけたのは、フランスとイタリアを代表する建築家チーム、コルデフィ(Coldefy)とカルロ・ラッティ・アソシエイト(CRA)です🏛️。
この建築には「Theatrum Naturae(自然劇場)」という名前が与えられており、建物全体が“都市における自然との共存”を表現する舞台として設計されています🌿。
建物はまるで劇場のように、布で覆われた外観と神秘的なエントランスが特徴的です。
内部は、地上から屋上までを1本の道でつなぐ構造となっており、来場者はその道を歩きながら、フランス各地の自然や文化が語りかけてくるような、没入感ある空間体験を味わうことができます🚶♂️。
これは単なる展示ではなく、「空間そのものがメッセージを伝える」という建築的アプローチがされています。
つまり、フランスパビリオンは、歩くこと=感じることとなるよう設計されているのです。
加えて、建物全体の設計コンセプトには「拍動(鼓動)」というキーワードが強調されており、来場者の歩くテンポや展示空間のリズムとも重なり合うように構成されています💓。
この“鼓動”が来場者の五感に共鳴し、空間全体に生命を吹き込んでいるのです。

(© L’équipe de la COFREX)
🌿 サステナブルな素材と“自然との対話”を象徴する屋上庭園
この建築には、サステナビリティへの深い配慮が随所に施されています🌱。
建物の構造には再利用可能な金属パーツや自然素材が用いられており、万博終了後も新たな形で活かすことができるサーキュラーデザイン(循環型設計)が採用されています♻️。
そして、その理念を象徴するように、屋上には「奇跡の庭園」と呼ばれる静かな空間が広がります。
庭園の中心に据えられているのは、六角形の池と、そこに立つ一本のオリーブの木🌳。
この木は樹齢1000年とされ、自然の恵みと再生の象徴として来場者を迎えます。
そっと手を触れれば、木の持つエネルギーを感じ取ることができる、そんな感覚的な演出も用意されています。
水鏡のような池の水面には、自然の鼓動が映し出されるようにデザインされており、来場者の鼓動と呼応するインタラクティブな仕掛けも施されています🍀。
まさに、都市における“自然との新しい関係”を問いかける空間です。
この庭園に使用されている植物は、開催国である日本の気候に適したものが選ばれており、地域の生態系にも配慮されています🌱。
フランスパビリオンの建築は、単に美しいだけでなく、こうした自然との共生の思想を建築という形で表現しています。
来場者はここを歩きながら、展示を見る前からすでに「未来のあり方」について、静かに思いを巡らせることになるかもしれません。
その“予感”は、やがて展示空間の中で、音🎵や光💡、香り🌸、アート🎨といった多様な要素によって、五感へと深く語りかけてきます。
🎨 触れて楽しむ展示|フランス流の未来体験
フランスパビリオンの展示空間では、フランスならではの美意識や職人技を五感で楽しめるよう、さまざまな体験型コンテンツが用意されています🎨✨。
展示の入り口には、彫刻家オーギュスト・ロダンによる「手」の彫刻作品が配され、“愛の仕草”と“職人技の象徴”として来場者を静かに迎え入れます🖐️。
このように展示空間は、芸術、テクノロジー、ファッションが一体となっており、「触れて、感じて、考える」時間が訪れる人を待っています。
中でも特に注目なのが、ルイ・ヴィトンやディオールなどを擁するLVMHグループによる、上品で洗練された常設展示です。ここでは、フランスらしい美意識「フレンチシック」が空間全体に息づいています👗。
フレンチシックとは、派手な装飾を控え、シンプルなデザインの中に、さりげないエレガンスや職人の手仕事の美しさがにじむスタイル。その哲学が、展示空間の隅々にまで丁寧に表現されています。
🧳 ルイ・ヴィトン|日本の職人への敬意と幻想的な映像体験

©Louis Vuitton
建築家・重松象平氏とともに設計されたルイ・ヴィトンの展示では、日本の職人技や「美しさを追求する精神」へのリスペクトが込められています🧳。
会場には、ブランドを象徴する85個のトランクが図書館のように整然と並び、静かなアトリエを思わせる音が空間を包みます。まるで職人の作業場に入り込んだかのような臨場感が広がります。
さらに、アーティスト・真鍋大度氏による映像作品『The Geode of Trunks』も展示され、トランクの内側に広がる幻想的な映像と音響が、来場者を深い没入体験へと誘います🎥。
👗 ディオール|手仕事と旅をテーマにした美の空間

© SOPHIE CARRE
ディオールの展示テーマは「旅」と「手仕事」✈️🪡。
象徴的な「バー」ジャケットは、フランス国旗を思わせるブルー・ホワイト・レッドの3色で展示され、優雅さと強さを併せ持つ佇まいで来場者を迎えます。
空間には、3Dプリントによって再構築された香水ボトルや、白いトワルによるインスタレーションが浮かび、クラシックと革新の融合を体現しています。
舞台美術家ナタリー・クリニエール氏による演出のもと、吉岡徳仁氏や高木由利子氏の作品が、フランスと日本の美の共演を彩ります。
🛠️ 職人技と静かな感動が息づく展示空間
ルイ・ヴィトンもディオールも、単なる製品紹介ではなく、「手でつくることの意味」や「時間が育む美しさ」について問いかけてきます🪡⏳。
音や光、素材や構造——すべての要素が繊細に組み合わされ、フランスと日本、過去と未来のつながりが浮かび上がります💫。
空間全体には、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)による「拍動(鼓動)」の音響演出が流れており、来場者の歩みと共鳴するように空間が脈動します💓。
これにより、来場者自身の感覚と展示のリズムがひとつになり、より深い没入体験が生まれています。
🌟 “未来体験”で締めくくる展示空間
展示の最後には、文化遺産や自然環境をテーマにした映像インスタレーションが待っています🎥。
視覚と音が溶け合うように構成されたこの空間では、来場者はまるでその世界に包み込まれるような体験を味わうことができます🎧。
また、常設展示だけでなく、セリーヌ、ショーメ、AXA、CEAなどによる月替わりの企画展示も予定されています。
SDGs、自然、エネルギー、未来社会といったテーマに、フランスの感性と哲学が織り込まれ、訪れるたびに新たな視点や気づきが得られる構成となっています🌍✨。
芸術と哲学、伝統と革新、そして人と自然が出会うこの空間は、まさに「フランス流の未来体験」と呼ぶにふさわしい展示体験と言えるでしょう。
そして、展示空間で心を動かされたあとは、もうひとつのフランス文化に出会う時間が始まります。
それが、香りと味で楽しむ「食」の体験です。
本場のフランス料理やスイーツを味わいながら、来場者はまた別のかたちで、「愛」や「美しさ」のメッセージを感じ取ることができるでしょう💕。
🍷 フランスパビリオンのレストラン&グルメ体験
展示や建築で心を動かされたあとは、味でも感じるフランス文化の旅へ。
フランスパビリオンでは、伝統と革新が息づく本格的なフランス料理とスイーツを味わえる、3つの飲食施設が用意されています。
🥖 フランスのベーカリー&パティスリー


1階の入口付近には、フランスの伝統的なパンやペストリーを提供するベーカリー&パティスリー「La Boulangerie」が登場🥖。
ここは、エリック・カイザー社の監修による本格派の味が楽しめる注目スポットです。
焼きたてのバゲットやクロワッサン、繊細なスイーツを頬張りながら、フランスの日常に息づく“さりげない贅沢”を体験できます🍰。
朝の軽食や展示の合間のリフレッシュにぴったりな場所として、多くの来場者でにぎわうことでしょう。
🍽️ ビストロ|親しみやすい空間で楽しむガストロノミー


3階には、落ち着いた雰囲気の中で本格的なフランス料理を堪能できる「Le Bistrot」が設けられます🍽️。
ここでは、気軽にフランスの美食文化に触れながらも、料理のクオリティやサービスは一流。
“親しみやすさ”と“本物志向”が共存する、まさにフランス流のおもてなしが待っています。
さらに、78のアルザス地方のワイナリーから選ばれたワインが、15日ごとに入れ替わる特別ワインリストも用意🍷。
選定には、田崎真也氏や世界のトップソムリエたちが参加しており、70%が自然派ワイン(オーガニックまたはビオディナミ)という、こだわりぶり。
フランスのワイン文化を味わう絶好の機会です。
空間デザインにもこだわりがあり、「Grenouille(カエル)」と名付けられた特注家具シリーズが、「愛」と「自然との対話」を表現する場として彩ります🌿。
💞 食で伝える、フランスの“愛”と文化
これらの飲食施設は、フランスパビリオンのテーマ「愛の讃歌」💞とも深く結びついています。
“食”という感覚的な体験を通じて、国境や言葉を越えた交流と感動が生まれる。
そんな想いが込められた、特別なグルメ体験がここにあります。
このように、展示だけでなく食を通じてもフランスらしさを存分に味わえるのが、このパビリオンの大きな魅力です🍴。
次は、フランスパビリオンの場所や、混雑を避けながらスムーズに巡るためのコツをご紹介します。
📍 フランスパビリオンの場所・混雑を避ける回り方
万博会場の中でも注目度の高いフランスパビリオン。
どこにあるのか、そしてどう回るとスムーズなのかを事前に把握しておくことで、混雑を避けながら、より快適で充実した時間を過ごすことができます。
まずは、パビリオンの場所と周辺環境から見ていきましょう。
🗺️ フランスパビリオンの場所と周辺スポット

フランスパビリオンは、万博会場の中央に位置する「大屋根リング」の内側、東側エリアの光の広場に面した場所にあります📍。
エリア区分としては「エンパワーリングゾーン」に属しており、東ゲートから大屋根リングの内側へ進み、光の広場を通り抜けた正面付近に位置しています。そのため、迷うことなくアクセスしやすい立地です🚶♀️。
周辺には、隣にアメリカパビリオンがあります。そして南へ足を延ばせば、レストランが併設されているクウェート・オーストリア・スイスパビリオンがあり、どちらも展示や建築、食文化の魅力で注目を集めています🍽️。
さらに、光の広場周辺にはアイルランド、マレーシア、フィリピン、ベトナムといった国々のパビリオンが並んでおり、歩いて巡るだけで多彩な文化に触れられるエリアとなっています🌏。
このエリアだけでも、建築・展示・食文化の個性を比較しながら巡ることができ、万博ならではの“世界の多様性”を実感できるルートとしておすすめです✨。
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⏱️ 所要時間と入館のポイント
展示や食事を無理なく楽しむためには、どれくらいの時間がかかるのか、そしてどんな入館方法なのかを事前にチェックしておくのがおすすめです。
以下に、訪問前に知っておきたいポイントをまとめました🔍。
⏱️所要時間の目安
- ⏲️約25分(展示のみ)
- 🕯️ゆっくり楽しみたい場合:30〜40分
- 🍽️飲食も含める場合:1時間以上の余裕があると安心
🎟️入館方法
- ✅先着順での入館
- 🚶♂️混雑時にはレストラン専用の列が分けられる可能性あり(現地案内に従う)
- 📢今後の状況により、事前予約制(抽選)への変更の可能性もあるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。
このように、パビリオンの立地や周辺エリアの魅力、所要時間や入館方法を事前にチェックしておけば、混雑に振り回されず、自分のペースでフランスの美と感性をじっくり味わうことができます。
🎯 まとめ|五感で味わう“美のパビリオン”
フランスパビリオンは、「愛の讃歌」というテーマのもと、建築・展示・食のすべてにおいて、フランスならではの美意識と感性が丁寧に息づく空間です💞。
見た目の美しさだけでなく、香り、音、味、質感といった五感すべてで体験できる構成となっており、訪れた人の心に静かに、そして深く響くパビリオンとなるはずです。
建物そのものが自然との共生を体現🌿し、展示では芸術🎨と職人技🪡が融合し、食🍷では本場の味と文化が気軽に味わえる。
こうしたすべての要素が、「美」と「愛」というキーワードを中心に、有機的に結びついています。
どこを切り取ってもフランスらしさが感じられ、思わず写真に収めたくなるシーンや、誰かに話したくなる感動が随所に散りばめられています。
大阪・関西万博を訪れるなら、この“美のパビリオン”は、記憶に残る特別な一か所になるでしょう✨。
👉 最新の利用情報は公式サイトでチェック!
🔗 フランスパビリオン公式サイト
🔗 大阪・関西万博フランスパビリオン紹介サイト